こころみマガジン

ヤマギワシネマ

お別れの後にどう生きるのか。中野量太監督作品「長いお別れ」

中野監督といえば、宮沢りえさん主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」が有名だが、私はこちらの作品も好き。「チチを撮りに」葉月が朱肉で五本指を染めるシーンがあるのだが、その指でたばこを吸っているシーンが印象的だった。 葉月役の柳英里沙さん、今主流の...
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バンドっていいね。橋本光二郎監督作品「小さな恋のうた」

MONGOL800が2001年にリリースした同名曲のオマージュ。モンパチっていうと私にとっては青春の歌ではないのだが、音も言葉もストレートに心に入ってくるなあと好ましく思ってる。橋本光二郎監督作品「小さな恋のうた」この物語はオリジナルストー...
ヤマギワは本でできている

不幸せの先の清涼感。「イノセント・デイズ」(早見和真著・新潮文庫)

これは確かプロゴルファーの吉田弓美子選手がツイッターでおすすめしていて知った。「イノセント・デイズ」(早見和真著・新潮文庫)産婦人科医の丹下のもとには、堕胎を望む人が訪れる。田中ヒカルもそのひとりだ。ヒカルが義父に虐待され、子どもを産む自信...
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まずい。まだキツネにつままれてる。鈴木卓爾監督作品「嵐電」

私は母が関西の出身で、母系の親族の多くは関西にいる。修学旅行も京都・奈良だったし。そんな縁もあって京都に何度も行ってるのだが、嵐電乗ったことなかったな。鈴木卓爾監督作品「嵐電」嵐電は嵐山駅を起点に、嵐山本線と北野線に分かれる。映画にも出てく...
ヤマギワは本でできている

清廉なる女優の生きざま。「原節子の真実」(石井妙子著・新潮文庫)

原節子さんは、実はあまり知らなかったのだが、去年のドラマ「獣になれない私たち」で山内圭哉さん演じるパワハラ社長が原節子さんを敬愛して写真を飾っているというくだりで知った(汗)。 「原節子の真実」(石井妙子著・新潮文庫) 知らないのもそのはず...
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ヒリヒリする緊張感、でも穏やかなストーリー。穐山茉由監督作品「月極オトコトモダチ」

巷では「愛がなんだ」とセットで鑑賞するのが流行りらしいよ。穐山茉由監督作品「月極オトコトモダチ」那沙は、男友達をレンタルして、恋愛に発展しないかを実験する雑誌の連載を担当している。レンタルしたのは自称「恋愛に発展しないスイッチ」を持つ草太。...
ヤマギワは本でできている

人間って、生臭い。「女子的生活」(坂木司著・新潮文庫)

NHKでドラマになり、話題を呼んだ本。「女子的生活」(坂木司著・新潮文庫) 本のデザインもカワイイ。この本の世界観によく合っていると思う。この本をすでに読んだ知人に「どうだった?」と聞いたら「いつもの感じだよ~」と返された。 いつもの感じと...
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片思いは愛なのか? 今泉力哉監督作品「愛がなんだ」

この前、「月極オトコトモダチ」を観にアップリンク吉祥寺に行ったら、ロビーに今泉監督がいて、なにやら熱心に語っている。「こんなところでトークショーをやるんだ」と思っていたが、実際はスクリーンでやっていて時間切れとなり、ロビーはその延長戦らしい...
ヤマギワは本でできている

マウンドから見た風景は絶景だった。「虹のふもと」(堂場瞬一著・講談社)

堂場作品は警察ものとかもあるのだが、やっぱりスポーツものが好きだな。「虹のふもと」(堂場瞬一著・講談社)メジャーでも活躍した川井投手は45歳になって、ハワイの独立リーグで投手を続けている。そこへGM補佐として就任したのが、離婚してから長年会...
ヤマギワのラーメン

イカがラーメンの海を泳いでる。「クワトロ」(東京都品川区)

大森駅から徒歩10分ほど。すぐ近くに伝説のラーメン店「麦苗」がある。麦笛に突撃していつも休日で、そのたびにお世話になっているお店だ。何せ大森駅からそこそこ歩くので、お休みだとガックリしてしまうのよ。そして近くにおいしいラーメン店があるとすご...