こころみマガジン

ヤマギワシネマ

遠い昔の苦い胸の疼き。石橋夕帆監督作品「左様なら」

JK映画(と私は読んでいる)は今まで私にはついていけないんじゃないかと思っていたが、この映画を観てはまってしまいましたわ。石橋夕帆監督作品「左様なら」学校という閉鎖的な空間で、自分の殻に閉じこもった由紀が少しずつ心を開いていく物語。いじめが...
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語り継ぐ意義。平松 恵美子監督作品「あの日のオルガン」

平松監督といえば、こちらも観ましたよ。「双葉荘の友人」26年前に同じ部屋に住んでいた人が何故か見えるようになり、友情を深めるとともに、過去の謎を解き明かしていく。中村倫也さんはカメレオン役者だが、この作品のようなほのぼのとした人柄の役がはま...
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海に船を浮かべて時を待つ。白石和彌監督作品「凪待ち」

白石監督といえば、アウトローを描くことに長けている監督というイメージがあった。TVドラマ「フルーツ宅急便」の演出も手掛けている。白石和彌監督作品「凪待ち」ギャンブルから足を洗い、恋人の故郷・石巻に帰る男の物語。脇を固めるキャストのバランスの...
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どんな思いで鳴らしたのか。深田 晃司監督作品「よこがお」

訪問看護師として周囲からの信頼が厚い市子が、訪問先の家族で介護福祉士の勉強もサポートしていた基子に偽りの情報を流布され、すべてを失った末に復讐に手を染める物語。深田 晃司監督作品「よこがお」復讐といっても、とてもささやかなもの。そして無意味...
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鬼才ぶりを堪能。安里麻里監督作品「アンダー・ユア・ベッド」

エンドロール見てたら原作の大石圭さんの作品は角川ホラー文庫だった。でもホラーという感じはまったくなかったな。R18なので観る人を選ぶであろうが、それでも監督の鬼才ぶりを観てほしい気持ちがある。安里麻里監督作品「アンダー・ユア・ベッド」大学生...
ヤマギワのラーメン

麺至上主義。「麺や七彩」(東京都中央区)

八丁堀から徒歩5分。超人気店ではあるが、ちょくちょく行こうかな~と思える希少なお店。「麺や七彩」(東京都中央区)超人気店は、十中八九ハズレはない。でも長時間待つ可能性は高い。外で1時間待つのって、暑い日とか寒い日とかなんかつらいのよね。その...
ビジネス

ピラミッドの頂点に立たなくても充実した人生を送れるかな。「ティール組織」(フレデリック・ラルー著・英治出版)

会社員時代はピラミッド型組織って当たり前のように思ってた。この本は、歴史と伝統のピラミッド組織とは全く異なる概念の組織がすでにいくつかの企業で導入されている、ということを述べている。「ティール組織」(フレデリック・ラルー著・英治出版)ピラミ...
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黒沢清監督作品「旅のおわり世界のはじまり」

国内外の数々の賞を受賞した世界のクロサワが撮ったウズベキスタンの世界。黒沢清監督作品「旅のおわり世界のはじまり」 テレビレポーター・葉子がやりたいこととやれることのギャップに葛藤を抱きながら異国の土地で過ごす物語。ウズベキスタンに1か月滞在...
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上質な社会派エンターテイメント。藤井道人監督作品「新聞記者」

土曜の午前中に放映している「王様のブランチ」に映画ランキングがある。私がみるような作品は通常ランクインすることがないのだが、この作品は見事ランクイン!藤井道人監督作品「新聞記者」東京新聞社の望月 衣塑子記者が原案のこの作品。望月記者といえば...
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エグイ世界のほっこりする話。田中征爾監督作品「メランコリック」

いやはや、なんとも摩訶不思議というか謎の映画。同い年の同士が立ち上げた映画製作ユニット「One Goose( ワングース )」の第一弾作品となる。田中征爾監督作品「メランコリック」なぜ謎なのかというと、登場人物の振る舞いに動機がないというこ...