もちもちした麺と深い胡麻の風味。「馬賊」(東京都荒川区)

マツコデラックスさんがその昔通っていたというお店。

「馬賊」(東京都荒川区)

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日暮里駅のすぐそばにある。この窓を覗くと店員さんが粉をこねて上にかかげ、大きく左右にひっぱってるのが見える。

行列ができていることもあるが、さほど待たないと思う。近くで働いている人が食べに来ている印象がある。

店内に入るとカウンター、テーブル席の他に大きな丸テーブルがいくつかあり、そこの一角に腰を下ろす。みんなでテーブルをかこみながら食べるスタイルだ。これならひとりでも2~3人で来ても座れるものね。

店内を見渡すと壁にズラリとメニューが並ぶ中華食堂スタイル。麻婆豆腐や野菜炒めもある。
が、ここはやはり最初は定番から。

担々麺 900円

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この胡麻感がハンパない。担々麺というと辛いイメージがあるが、こちらのものはまったく辛くなく、濃厚な胡麻の深みが生きているスープだ。胡麻が効いているので甘みを感じるがそれが麺とよく合っている。

そしてこの麺。もちもちもちもちもちしてる~!ラーメン専門店の麺ではまずお目にかからないであろう加水率の高い麺。うどんみたい。のどごしがあるけど、しっかりコシもある。

麺とスープのバランスもよく、スープも飽きずに最後まで楽しめる。

すごくうまい。週一で来たい。でも昨今のラーメン専門店のこだわりの追求はない。スープを飲み進めると味変があって、さらに卓上の調味料で味変があって、トッピングも味付けや食感がスープや麺と一体になっている、そんなストイックなこだわりをこのお店に求めてはいけない。

言うなれば、町の超おいしい中華屋のラーメンだ。

「マツコの知らない世界」で紹介されていた冷やし中華も食した。

馬賊冷し中華 1300円

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これは期間限定で夏しか食べられない。

冷やし中華もいくつか種類があって、普通の醤油だれもあるが、こちらは担々麺と同じ胡麻だれ。トッピングも王道の冷やし中華の具もやし、キュウリ、ハム、錦糸卵に加えて、エビ、イカ、チャーシュー、メンマがある豪華な内容。

胡麻の深みに紅ショウガがさっぱりとしてよく合う~!暑い夏にもスルスル食べられ、豪華な具で食べ応えもばっちり。

そして、変わらぬもちもち麺と風味薫る胡麻。冷やしにも合いますなあ。食べていたらとなりの人から「あなたの食べているのはなに?」と聞かれるほど、おいしそうな見ばえ。

日暮里のラーメン店は好きなお店が多いなあ。このお店もおすすめです。


近所に住んでたら絶対ランチの候補3本の指に入るだろう。ラーメンマニアの人は肩透かしかもしれないが、ちょくちょく来たいおいしさ、それが馬賊の神髄なのだ。

プロフィール
提出用写真フリーライター 山際貴子 東京都中野区在住のフリーライターです。 IT系を中心に企業取材、インタビュー、コラム執筆を行っています。お仕事のご依頼はこちらからお願いします!→お問い合わせ

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