こころみマガジン

ヤマギワシネマ

演出の妙。英勉監督作品「前田建設ファンタジー営業部」

原作があり、しかもノンフィクションらしい。マジンガーZの地下格納庫を設計するだけ、という何とも地味な設定なのに、なぜこんなにも面白いのか。英勉監督作品「前田建設ファンタジー営業部」「マジンガーZ」は永井豪さんの漫画。天才科学者兜十蔵博士が地...
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生きる勇気を持たせてくれる愛。平山秀幸監督作品「閉鎖病棟―それぞれの朝―」

現役の精神科医である帚木蓬生さんの原作。笑福亭鶴瓶さん、綾野剛さん、小松菜奈さん、小林聡美さん。知名度のある方が出演している割にはひっそりと上映していたなあという印象の作品。家族そろって楽しめる娯楽作品ではないが、いろいろと考えさせてくれる...
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片思いは愛なのか? 今泉力哉監督作品「愛がなんだ」

この前、「月極オトコトモダチ」を観にアップリンク吉祥寺に行ったら、ロビーに今泉監督がいて、なにやら熱心に語っている。「こんなところでトークショーをやるんだ」と思っていたが、実際はスクリーンでやっていて時間切れとなり、ロビーはその延長戦らしい...
ヤマギワのラーメン

夜は居酒屋のモテラーメン。中華そば 二階堂(東京都千代田区)

九段下から徒歩5分。夜は居酒屋だなんて、素敵なお店じゃありませんか。そんなところが好きになってしまった。中華そば 二階堂(東京都千代田区)これは休日の11時30分ごろの写真。ラーメンを食べてお店を出た時には行列ができていたが、それでも5人ほ...
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平穏と狂気が重なり合う芸の道。「仏果を得ず(三浦 しをん著・双葉文庫)」

「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本」2014年選定作、らしい。その評価違わず、ほんまに読んでほしい。稀代の書き手、三浦 しをんさんが描く文楽の若手太夫の物語だ。仏果を得ず(三浦 しをん著・双葉文庫)若手太夫・健は、ある日人間国...
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人を殺めても自分は正しいと思えるか。白石和彌監督作品「ひとよ」

白石監督作品は今年「凪待ち」も観た。香取慎吾さんのアウトローな役柄が驚くほどしっくり来ていてさすがやな~と監督の力量に感嘆した私。「凪待ち」は妻を失いギャンブルに堕ちていく男の物語だが、この作品は凪待ちとも雰囲気が違ったな。白石和彌監督作品...
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ド迫力の音楽。石川慶監督作品「蜜蜂と遠雷」

いつも原作がある映画は、映画を観てから原作を読むようにしている。そうすると「原作の世界観が~」とか不満を持つこともないし、映画では省略されている部分を映像を思い出しながら小説で確認するのも楽しい。しかし今回は原作の方を先に読んでしまった。し...
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物語性の否定、日常の愚直な描写。二ノ宮隆太郎監督作品「お嬢ちゃん」

映画を観た後に、入口にいたはぎのーさん(当時は知らなかったけど)がこの映画のチラシを配っていた。それはずっと前にことだったけど、記憶には残っていて、なんとか上映終了日までに滑り込むことができた。週に1度は映画をみるようにしているが、それでも...
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優しく穏やかな世界が広がる。今泉力哉監督作品「アイネクライネナハトムジーク」

今や恋愛映画の旗手と呼ばれている今泉監督の作品。主演は三浦春馬さんや多部未華子さん、音楽と主題歌担当は斉藤和義さんと豪華豪華。今泉力哉監督作品「アイネクライネナハトムジーク」仙台在住の伊坂幸太郎さんが原作。物語の舞台も仙台で、オール仙台ロケ...
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聴覚・触覚が研ぎ澄まされる。森淳一監督作品「見えない目撃者」

吉岡里帆さん出演のR15作品と聞いて観に行った。森淳一監督作品「見えない目撃者」事故で視覚を失った元警察官が聴覚・触覚を頼りに事件の謎を解き明かすという物語だ。大倉孝二さんや田口トモロヲさんという名バイプレイヤーが脇を固め、吉岡里帆さんと高...