ヤマギワは本でできている

こころみマガジン

平穏と狂気が重なり合う芸の道。「仏果を得ず(三浦 しをん著・双葉文庫)」

「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本」2014年選定作、らしい。その評価違わず、ほんまに読んでほしい。稀代の書き手、三浦 しをんさんが描く文楽の若手太夫の物語だ。仏果を得ず(三浦 しをん著・双葉文庫)若手太夫・健は、ある日人間国...
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落語に向き合う姿がキラキラ。「現在落語論 (立川吉笑著・毎日新聞出版)」

私が落語を聞きに行くようになったのは実はついつい最近のことだ。それまで落語は笑点の大喜利のことだと思ってた・・・(汗)。だが、地元で立川談四楼座長公演を観て「落語って楽しい~!」と思うようになり、公演があると聞けば足を運ぶようになった。そし...
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重い愛、残酷な才能。「雪の鉄樹 」(遠田潤子著・光文社文庫)

全然関係ない話だが、先日相棒season12 第13話「右京さんの友達」を再放送で見た。ファンの間では神回と言われており、私自身も甲斐亨時代では一番の傑作だったと思う。杉下右京の若き相棒・甲斐亨が初めて「右京さん」と呼び、右京に毒島という心...
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当たり前に生きる喜びをかみしめて。「プラージュ」(誉田哲也著・幻冬舎文庫)

WOWOWで絶賛放映中らしい星野源主演のドラマの原作となっているのがこの本。プラージュ(誉田哲也著・幻冬舎文庫)2016年の秋に放映されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」でホシゲンが演じた津崎平匡は彼女いない歴35年だったが、ナチュラルなイ...
テクノロジー

未来がバラ色すぎて衝撃的。「エクサスケールの衝撃」(齊藤元章著・PHP研究所)

これほどの天才が知られていないなんて、日本はどうかしている。・・・と思ったら逮捕されて広く知られることになってしまったが。「エクサスケールの衝撃」(齊藤元章著・PHP研究所)約600ページの大作。後書きに「スーパーコンピューター開発の傍らで...
ビジネス

やっぱり不朽のビジネス書。「プロフェッショナルの条件(P・F・ドラッカー著・ダイヤモンド社)」

古い本だが、若い人に読んでほしい。プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))P・F・ドラッカー著ドラッカーはオーストリア生まれの経営学者であり、経営コンサルタントでもある。フランクフル...
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日本をもっと知りたくなる。「桂吉坊がきく 藝 (ちくま文庫)」

立川談四楼座長公演に出演していた桂吉坊の技術に圧倒されて読んだ本。桂吉坊は上方落語の人間国宝である桂米朝の孫弟子にあたる。桂吉坊がきく 藝 (ちくま文庫)上方落語若手ホープによる芸能の神様との対談集吉坊は上方落語の期待の星。立川談四楼座長公...
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伝説の雀士が持つ感性に迫れ。「雀鬼に訊け」

数回の引越しの末にまだ本棚にある本シリーズ。雀鬼に訊け―20年間無敗の奥義に迫る!!  桜井章一著桜井章一といえば、運が強く左右する麻雀において現役時代20年間無敗を誇った伝説の雀士。この本はいわゆる麻雀の手牌から何切る?みたいな技術書では...
ヤマギワは本でできている

罵詈雑言の隙間にある深い愛情。「松本」の「遺書」

引越しをする度に本は売ってしまうのだが、それでもなお今、本棚にある。「松本」の「遺書」松本人志著ダウンタウンの松っちゃんが週間朝日に1993年~1995年まで連載していたコラムをまとめたもの。松っちゃんは今でこそお子さんもいて丸くなっている...