文芸
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息詰まる対戦に注目「盤上の向日葵」(柚月裕子著・中公文庫)
柚月裕子さんといえば、白石和彌監督作品「孤狼の血」の原作者だということは知っていたが、作品を読んだのはこれが初めてかもしれない。 2...
名前に込められる思い。「君の膵臓をたべたい」(住野よる著・双葉文庫)
映画も大ヒットした。 10代の若い女性が病気で亡くなる というテーマは 「世界の中心で愛を叫ぶ」の二番煎じじゃないか。 ...
不幸せの先の清涼感。「イノセント・デイズ」(早見和真著・新潮文庫)
これは確かプロゴルファーの吉田弓美子選手がツイッターでおすすめしていて知った。 「イノセント・デイズ」(早見和真著・新潮文庫) ...
マウンドから見た風景は絶景だった。「虹のふもと」(堂場瞬一著・講談社)
堂場作品は警察ものとかもあるのだが、やっぱりスポーツものが好きだな。 「虹のふもと」(堂場瞬一著・講談社) メジャーで...
テクノロジーのなかにあるぬくもり。「マレ・サカチのたったひとつの贈物」(王城 夕紀著・中公文庫)
「この本はラブコメディだ」「この本は推理小説だ」といった明確な分類をすることができないでいる。近未来のテクノロジーをふんだんに使っているので...
深読みの楽しみ、ここにあり。「美貌のひと」(中野京子著・PHP新書)
同じ著者の作品で「怖い絵」という本がとても評判なのだが、テレビで見かけるたびになぜ大衆的とは言えない絵画を扱った本が広く支持を得られるのか、...
イヤミスって楽しい。「みんな邪魔」(真梨 幸子著・幻冬舎文庫)
「ちょっと~顔がしかめっ面になってるよ」旅のお供にこの本を読んでいたら言われた言葉。本を読んでいて知らず知らずのうちに顔をしかめていたらしい...
ぎゃー!と叫ぶ驚愕の後半戦。「死と砂時計」(鳥飼 否宇著・創元推理文庫)
ツイッターでどなたかおすすめしていた本。ツイッターを見ると本の衰退が叫ばれていることが信じられないんだけどね。というぐらい本ラバーが多い。本...
縦横無尽にはりめぐらされた物語の糸を辿る。「祈りの幕が下りる時」(東野圭吾著・講談社文庫)
見に行きましたよ、映画も。 エンドロールで、思わず叫ぶ。 「小日向さぁぁぁん!!!」 存在感が半端なかったよ、小日向さん。...